五感を使った楽しみ方

我が家の近所にあるピザ屋さんにはピザ窯があるんですね

本格的に薪を燃やしているので、時々、木が燃える香りが漂います

通るたびに、この香り、いいなあと思っています

暖炉に燃える薪の香りをご存じですか

何とも言えない香り、そういえば、炭が燃える香りもいいなあと思うことがあります

 

実は会社員時代にクラブ活動があり、茶道部に所属していました

お免状が欲しかったのではなく、心静かに過ごすお稽古としてはいいかなあと思っていました

時々、自分たちでもお茶会を開催したり、ほかの社中のお茶会に出ることもありました

お茶会といえば、風炉(秋以降)が茶室に据えられる頃に参加したときの思い出があります

 

 

炭を燃やして、茶釜を温めますが、その際の炭が燃える香りがなんとも言えないのです

耳を澄ませると、お湯が煮立つ音もしゅんしゅんと響き、この音もいいなあと思えるのです

そして、茶碗を温めるために柄杓でくんだ湯が抹茶茶碗に注がれる音も胸をうつ音

茶道は、聴覚・嗅覚共に刺激を与えてくれます

 

客人として席に着くときには、最初に掛け軸や茶花を楽しみ、それからお菓子をいただきます

薄茶の場合は練り切りのような菓子が多く、季節感を感じさせるテーマで作られます

秋だったら、紅葉とか、もう少し寒くなると雪を感じさせる菓子は視覚にも味覚にも訴えます

 

そして、菓子の後には茶をいただきますが、これも熱すぎず冷めてもおらず

茶碗をいただく手に、そのちょうどよい加減のぬくもりを感じます

触覚も味わうことができます

 

フランス式アロマライフでは茶道は入っておりませんが、

時には茶事に参加するのもいいのではと提案します