中世の使い方を真似ながらハーブの仕込みをします

フランス式アロマライフ研究会のたかしまもとこです。
今日は、夏至、そして新月と部分日食が重なりました。
この際ですから、宇宙のめぐりあわせも生活に取り入れたくなりますよね。
今日は、たくさんのハーブを送っていただき、仕込み作業をしています。
ハーブを用途に分けて、加工をします。

<セントジョンズワート>
セイヨウオトギリソウ・Hypericum perforatum L
属名のHypericumは古代ギリシア語で「あらゆる病気や悪魔に打ち勝つ」を意味するそうです!
セントジョーンズとは、キリストに洗礼を授けた洗礼者聖ヨハネのことです。聖ヨハネの誕生日6月24日ごろに花を咲かせることからこの名がついたといいます。
利用するのは、地上部で葉にはバルサムの香りがあり、花はレモンの香りがします。最初の印象は甘くて優しい香りですが、最後の瞬間に近寄りがたい香りがします。
今回は、ライスエタノールで花と葉を漬け込みます。日焼け後のケアに使う予定です。


<ラベンダー>
真正ラベンダー・Lavandula angustifolia Mill
属名Lavandulaはラテン語lavo「洗う」という動詞に由来します。
ローマ軍の遠征により、ヨーロッパ各地に伝えられたラベンダーは、医薬品・化粧品・香料に利用されました。貴族の館や修道院の庭
で薬草園が作られました。
利用するのは地上部です。香りは甘く、今回のラベンダーは自分の中にある悲しみもケアしてくれる感じがしました。
今回は、花の部分をブランデーに漬け込み、料理に使いたいと思います。



<ルー>
ヘンルーダ Ruta graveolens L.
属名Rudaはギリシア語のreuroに由来し、「自由とする、くつろがせる」という意味。癖になる香りです。
中世ヨーロッパでは伝染病などに有効な家庭薬として欠かせない植物でした。
利用するのは、地上部で、乾燥してサシェや防虫剤にします。
シークレットガーデンに植えたセージとタイムを収穫し、ルーとローズマリーをビネガーにつけ「4人の泥棒の酢」を作ります。