60歳からのフランス式アロマライフ研究会主催の第2回セミナーが終了しました
昨日は4種類のワインを飲みながら、自分の感じた「アロマ」について表現してみました
最初にゲスト講師から、ワインの中のアロマの楽しみ方のポイントをお聞きしました
ガブリエル・コンシニイさん、内田ようこさん
フランス、オート・サヴォア県アヌシー近郊在住
長年、食卓でワインを味わう生活を取り入れた結果、どのようにワインの中のアロマをみつければいいのかについて
ヒントをいただきました
五感の内、目で見て、香りをかいで、舌で味わう、この3つを使うことを教わりました
そして自分だったら、どのような料理を合わせて楽しむかということも想像します
色
注いだときのグラスの色を例えます
白ワインだったら、芝生、森、庭、どのような緑色なのかを例えます
赤ワインだったら、青、紫、渋い赤、透明な赤など表現します
香り(アロマ)
まずは最初の香りを表現します
これも、湿った土、はちみつ、花の香り(花にもいろいろあります)、森、バター、キノコ等々
続いてグラスを回した後、さらに時間を経過して香りを表現します
これは一口含んで鼻腔を通る香りを楽しみます
参加者からは、「初恋の頃の気持ちにもどる」「日本酒のおいしさに通じる」などの感想をいただきました
次は味です
一口含んだ時に自分の舌の味蕾がどのように反応するのか観察します
甘み、辛味、酸味、苦み等々、感じてそれを表現します
受講生からの質問にもていねいに答えていただきます
『それぞれのワインの産地は気候風土、土壌の違いとぶどうへの影響を教えてください」
『ボルドーは大西洋に面しています。ブドウは低い場所で栽培します。つねに海風にさらされています』
『ブルゴーニュは内陸部にあたり標高はボルドーよりも高いです。ブドウ栽培は川に近いところもあれば山の斜面でもしています。昼夜の温度の差はあります』
そして、最後にこのワインだったら自分はどのような料理を合わせるか想像してくださいと言われました
たとえば「魚介と合わせたい」「こってりしたチーズや生クリームとあう」「鍋がたべたくなる」等々自分だけのオリジナリティも楽しみます
なぜか精油と感じ方が似ています
同じ植物でも採取の時期や栽培の場所によって成分が異なるということ
そして、味や成分を分析しようとしても違いがあるので、シャトーごとに違うということなんですね
今回紹介いただいたフランス産ワインは手軽に手に入るものばかりでした
その楽しみ方は無限大です
参加者から「いつもは注がれてすぐに飲んでいましたが、色や香りや舌での感覚も大事にしたいですね」
そう、生活の中のアロマ、とりわけワインの中のアロマは精油のような味わい深さがありますね
このプログラムは定期的に開催したいと考えます