アロマセラピーの初めの一歩

フランス式アロマライフ研究会です。
今回は、ハーブウォーターに関する話題ですが、ハーブウォーターとアロマセラピーなのでしょうか。
私は、スキンケアにハーブウォーターを使うことがあります。
ハーブウォ―ターは芳香蒸留水、イロドラともいい、精油を抽出するときにできる副産物のような存在といわれています。
ところが、抗菌力や精神力を高めることから、教会やモスクの中で撒いていた歴史もあります。
改めてハーブウォーターご紹介をします。
ハーブウォーターの研究者である井上重治先生の著書に記載された定義では、
「アロマテラピーはハーブから抽出される揮発成分である精油またはハーブウォ―ターを心身の健康増進、疾患の治療などの用いる療法」と記載しています。
ハーブウォーターもアロマセラピーの一役を担っているんですよ。



10世紀、当時のバラ産地であったアラビアでペルシャ人の医師アビケンナが本格的な蒸留技術を確立しました。
当時のアラビアでは、薬用としてバラのハーブウォーターを得る目的で蒸留法を開発したとも言われています。
ハーブウォーターは、水溶性なのに精油成分が溶け込んでいる不思議な性質もあります。
香り成分も含んでいますが、ごく微量であることがわかっています。
ただ、これもそれぞれの感じ方によると思いますが、ハーブウォーターの香りもとても心地よさを感じるものもあります。
精油のような注意点が比較的少ないため、万人が使いやすいという良い面をもっています。

最近、封を開けたばかりのハーブウォーターは、パルマローザです。
パルマローザはイネ科の植物で、細長い茎と芳香のある葉味のあるハーブですが、同じイネ科レモングラスの香りとは違います。
香りの特徴は、やや青みの残るローズを思わせる甘くてフローラルな香りがすると言われています。
花言葉は、新しい美、上品な美しさだそうです。
パルマローザの水蒸気蒸留は18世紀にはじまり、ローズの代用品として輸出されていたようです。
ローズウォ―ターにも含まれているゲラニオールやリナロールを成分として含んでいます。
用途としては、収れん作用があり、皮膚の弾力回復を助けるため、スキンケアに使うことが適しています。(自分に最適な気がしています)
私の場合は、メイク落としの際に、クレンジングミルクでマッサージした後に、コットンにパルマローザをしみこませて、拭き取りに使います。
贅沢なひとときを香りとともに過ごしています。
アロマセラピー入門のひとつとして、ハーブウォーターから使ってみるのもありですね。
使い勝手のよいハーブウォ―ターですが、流通している化粧水との違いは防腐剤などが含まれていないため、開封をしたら冷蔵庫で保管し、早めに使い切ることが大切です。

グリーンフラスコの林真一郎さんによると、おすすめのハーブウォーターは、
クロモジ、ローズオットー、月桃、ペパーミントだそうです。
それぞれのハーブウォーターの詳細はまたこちらで紹介をしていきますね。