昨日、講座を終えたあとで立川に向かいました。
目的は、染色家でアーティストの柚木沙弥郎さんの展覧会に行ってきました。
会場は、フラッシュはダメですが、撮影が自由でした。

現在、99歳ですが、今も創作活動をしているそうです!
自分が知らなかっただけですが、いろいろな絵本の挿絵を描いている方です。
せんねんまんねんという絵本、ずっとみずみずしい心を持ちつづけたいすべての人向けの内容です。
今の自分に響くテーマだし、挿絵もすてきです。
「宮澤賢治の雨にも負けず」も 柚木沙弥郎 さんが挿絵を描いています。
描いた挿絵の最後に綴られた言葉が染みてきました。
”どんな暗闇にも澄んだ明るさはある。
そのことに気がついたとたんに励ましの声に聞こえ、楽しく描くことができたそうです。”


染色家でもある柚木さんの作品は色も図柄もエネルギーを感じます。
染色の工程を記したノートも展示されていました。
ラフスケッチ、構図、染める順番などの手順が記されていました。
ていねいな仕事、きっちりした仕事なんですね。
準備に費やす綿密な時間、それを楽しみながら作品を作る、単にエネルギーだけで作り上げているわけではない。
今を生きる背中を見せてもらうことができました。
柚木さんが宮澤賢治の作品に励まされたように、私も柚木さんの仕事に励まされました。